こんにちは。「片づけクリエイター」として活動している整理収納アドバイザーのはせがわあかねです。
「片付けで人生をもっと楽しく!」をモットーに、片付けや暮らしに関する情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っています。
さて、みなさんのお家には、「レゴ(LEGO)」がありますか?
実は私、昔からレゴが大好きで、学生時代にはレゴショップでアルバイトをしていたほど。その血を受け継いだ2人のこどももレゴ好きで、家には大量のブロックがあるのですが……サイズが小さく、細かなパーツがたくさんあるレゴは、片付けがまぁ大変。
落ちているブロックを踏んづけて絶叫した経験のある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、片づけクリエイターである私が失敗を繰り返しながら導き出したレゴ収納を使った整理のポイントを解説いたします!
レゴ収納を使った整理、何をどうすればいいの?
遊びやすくて片付けやすい環境を作りたいけど、一体何をどうしたらよいかわかりませんよね。
レゴ収納を使った整理のポイントは、ズバリ3つです。
- 1 スペースの確保
- 2 戻しやすい分け方
- 3 適切な収納アイテム
それでは一つずつ見ていきましょう。
[レゴ収納 ざっくり整理のポイント1] スペースの確保
建物を作ったり、それが派生して街になったり……。
想像力を膨らませて遊べるのがレゴの良いところです。まずは、こどもがのびのびと遊べるように、収納スペース+遊べるスペースを用意してあげることが大事。
また、レゴはパーツは小さいので、家の中を持ち歩くと片づけが大変になるだけでなく紛失してしまう恐れも…。ですから、レゴで遊ぶ場所はできるだけ固定し、それがこどもにも理解できるような工夫をする必要があります。
例えば、レゴで遊ぶのはこのお部屋の中だけ、ラグの上だけ、などこどもがパッと目で見て分かるようなゾーニングがしてあると効果的ですよ。
部屋が狭くてリビングなどに収納するのが難しい場合は、キャスター付きの収納アイテムを取り入れると◎ 普段はクローゼットや納戸にしまっておいて、使う時だけ出す形なら部屋を圧迫しません。
[レゴ収納 ざっくり整理のポイント2] 戻しやすい分け方
これはレゴに限らずですが、片付けがうまくいかないとつい新しい収納用品を用意したくなりますよね。でも実はそれ、片付けが失敗しやすいNG行為なんです。「整理収納」という言葉があるように、まずは整理、つまり分類することから始めるのがセオリー。
レゴのように部品がたくさんあるモノの場合、分け方には以下のようなバリエーションがあります。
- 1 色で分ける(赤・青・黄色など)
- 2 アイテムで分ける(乗り物、建物、フィグなど)
- 3 形状で分ける(2×1ブロック、平たいパーツなど)
- 4 頻度で分ける(よく使う、たまに使う、あまり使わない)
忘れてはいけないのが、使い手がこどもであるということ。こどもの年齢や性格に配慮して、細かく分けすぎない方がうまくいきます。
[レゴ収納 ざっくり整理のポイント3] 適切な収納アイテム
ボックス、引き出し、布の袋など収納用品にも色々ありますが……、私がレゴ収納にオススメするのが、透明(または半透明)の浅いボックスです。
クリア素材の収納は中身が見えるため、モノの所在がわかりやすく片付けがしやすくなります。また、小さな部品ほど下へ下へと落ちてしまうので、深さのある容器より浅いものの方が目当てのパーツを見つけやすくなります。
これがリアル!我が家のレゴ収納を使った整理の軌跡
片付けはトライ&エラー! 色々な方法を試して、今の形になった我が家のレゴ収納をご紹介します。
「スペース」
押し入れの下の部分をレゴの専用スペースとしていましたが、収納がプレイスペースを圧迫して狭く、逆に散らかってしまうという結果に。
現在は、思い切ってリビングテレビ前にフィールドを移し、ブロックはテレビ台の下に収納しています。広々と使うことができるようになり、こどもたちがレゴで遊ぶ頻度が明らかに増えました。
「分け方」
以前は、アイテムごとに8つのカテゴリーに分けていたのですが、それから数ヶ月。元の場所に戻すのが大変だったようで、残念ながら中身がぐちゃぐちゃになってしまいました…。
そこで、カテゴリーを「フィグ・小道具」と「ブロック」のざっくり2つに分けてみたところ、驚くほどサクサク片付くように。
「収納アイテム」
収納アイテムには、レゴの量が増減しても対応できる半透明のボックスをいくつか組み合わせて使っていました。
分類方法をざっくり2つに絞ったことで、現在は元々使っていたボックスの一部(フィグ・小物用)と、浅型の大きなプラケース(その他のブロック用)を利用しています。
テレビ台の中にピッタリ収まるサイズ感なので、蓋ナシでもホコリを被らず、ワンアクションで片付くのでストレスフリーです!
レゴ収納として使わなくなったボックスは、他のおもちゃを収納するのに使用しています。
まとめ
遊びやすくて片付けやすいレゴ収納作り。最初にお伝えした3つのポイントと多少重複しますが、我が家のレゴ収納から得られた教訓は以下の通りです。
- 収納スペースとプレイスペースを確保する
- 適度に分類して使いやすく分ける
- 透明で浅型の収納アイテムを使う
ただ、こどもはみんな面倒臭がり。ルールを押し付けたり多すぎると、逆に片付かなくなってしまうことも。そんな時は一歩引いて、「じゃあどうしたらいいと思う?」とこどもの意見を取り入れてみてください。
レゴ収納は、見た目を美しく整えることが目的ではありません。こどもがレゴで楽しく遊べて、負担なく片づけられる環境を作ることがゴールです。こどもにとっても、親にとってもwin-winなレゴ収納作りにぜひ挑戦してみてくださいね!
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
この記事を書いた人
作業療法士のかたわら、「片づけクリエイター」として片づけや暮らしに関する情報を発信している北海道在住の整理収納アドバイザー。インテリアとカフェ巡りが好き。