旅行の準備をしていると、ついつい増えてしまいがちな荷物。旅先で観光地を回ることや往復の移動を考えると、少しでも身軽に行きたいですよね。

旅では飛行機からつい写メってしまいますよね

今回は、47都道府県をほぼほぼ制覇し、整理収納アドバイザーの資格を持つ私が、本当に旅に持って行くべき荷物を厳選してご紹介します。

仕事は出張に行くことも多く、札幌、仙台、大阪、名古屋などの都市を中心に、四国を2周、九州も大分以外は達成しています。「これって経費で落ちますか?」を合言葉に、美味しいご当地グルメも満喫。そうこうしているうちに、プライベートと仕事を合わせると、47都道府県をほぼほぼ制覇する形になりました。

ディズニー旅行も雨でした

※ただ、旅行好きには致命的な無類の雨女のため、飛行機が飛ばずに行けない、帰れない、予約していたアクティビティが出来ない、屋内のスポーツ観戦さえも選手が移動出来ずに中止になるなど、残念なエピソードをいろいろ持っているのも事実です…笑

長くなりましたが、今回は私の旅行経験をもとにお伝えしていきますので、旅の荷物について参考にしていただけると嬉しいです。

身軽でミニマルな旅を実現! 本当に持って行くべき荷物はこの5点

旅行の荷づくりは楽しくて、ついつい余計な物を詰め込んでしまいがちですが、長期滞在で無ければ、本当に必要な物を持って、フットワーク軽く旅がしたいですよね。この「本当に必要な物だけを持つ」という考え方は、日常生活においてのミニマリストの考え方と似ています。

旅行の荷物をミニマルにするべく、本当に持っていく荷物はこれです!

私のミニマル旅のお供

身軽でミニマルな旅を実現「①スマホ・財布」

言うまでもなく必需品ですが、日常で長財布などを使用している方は、旅行用に小さめサイズの財布に入れ替えるのがオススメ。最近はスマホで支払いができるので、カードなどを精査して財布の中身もミニマルにしておきたいですね。

身軽でミニマルな旅を実現「②下着」

もちろん必需品。うちの父は「パンツは1枚を裏返して履けばいい」なんてぶっ飛んだ事を言っていましたが、下着の替えはしっかり持って行きましょう。

身軽でミニマルな旅を実現「③着替え(靴下やハンカチ含む)

私は1泊ならスカートやズボンを履き回すことにして、上の服の着替えだけに絞ったり、シワになりずらく軽め素材のワンピースを持って行くことが多いです。翌日の着替えに「デニムのズボン」や「厚手のセーター」などは、荷物がかさばる原因なのであまりオススメできません。

また、長期滞在なら沢山の衣類を持って行かずに、ランドリーコーナーやクリーニングのサービスがある宿を選んで活用する方法もあります。

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身軽でミニマルな旅を実現「④身だしなみ品」

化粧品やワックス、コンタクトなどの毎日確実に使う物は、忘れずに持って行きましょう。

身軽でミニマルな旅を実現「⑤替えのマスク」

最近の必需品と言えば、マスクです。衛生上、毎日替えたいので、ジッパー付きの袋などに入れて予備分を含めて持って行くと安心です。

以上の5点は、宿泊場所に歯ブラシやバスセットなどのアメニティ、さらに充電器やドライヤーなどの備品が揃っていれば、ひとまず最小限の荷物として成立です。

とはいえ、必要な荷物は人によって違います。

何が必要かを考える方法は、朝起きてから寝るまでの「自分の生活を頭の中でシュミュレーション」すること。毎日使用しない物や、宿で借りられる物を削除して、残った物が本当に必要なものです。

例えば、毎日のヘアセットでワックスを使うなら必須、たまにかけるサングラスは不要となります。

私も旅初心者の頃の荷づくり時で、「せっかくの旅行だし、久しぶりにこのアクセサリーを付けようかな」とか、「たまには、この帽子被っちゃおうかな」なんて、いつもは使わないオシャレアイテムを掘り起こしては詰め込んでいましたが、よほど長い滞在でない限り、いつも通りのコーディネートがしっくり来るものです。

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もちろん、旅先でオシャレやいつもと違った格好をするのもありですが、今回のテーマである「ミニマルな旅行の荷物」にするためには、本当に必要かどうかが重要。言わば「生活で使う1軍」を洗い出して持っていくことがポイントになってくるのです。

少しだけ追加する補欠の荷物はコレ!

旅行の荷物はミニマルにしたいと思いつつ、カバンに余裕があるなら持って行きたい物もありますよね。次に追加するなら、宿泊するホテルや旅館に備品としてあるけれど、自分のお気に入りを使いたい物です。

言わば、活躍する可能性を秘めた、補欠の選手を連れて行くという感じでしょうか。
整理収納の観点からも、持って行く物、持って行かなくてもよい物の優先順位を付ける考え方がポイントになってきます。

● 自分専用の身だしなみ品

使い慣れた歯ブラシやドライヤー、シェイバーなど。宿にあるアメニティや備品では満足できない方は、持参しちゃいましょう。

● バッグ類

旅行先の観光や移動する際に大きなスーツケースや旅行カバンを持って歩くのは大変なので、ショルダーバッグやリュックがあると便利です。さらに、エコバッグを持参すると、お土産を買った際に役に立ちます。

● 圧縮袋

着替えや洗濯物を圧縮して持ち歩くことができ、荷物がコンパクトになるのでとてもオススメです。

また、圧縮袋を使用する際のちょっとしたコツですが、真ん中に靴下やタオル、インナー等を丸めて、その周りをメインの服で包むようにすると、比較的シワになりにくいです。

● 折りたたみ傘

私のような雨女には必須の荷物に昇格しますが、晴天の予報の場合は、補欠で良いかと思います。紫外線の強い季節は、晴雨兼用があると便利です。

● 医薬品

頭痛薬や胃薬、バンドエイドなどはここぞの時にあると安心です。

私がよく追加するのは、「使い捨てのスリッパ」です。

古めのホテルや旅館だと、ビニール製の”抗菌”と書かれたスリッパが置かれていますが、ほんまかいなと疑ってしまいます。なので、100円均一などで買える不織布のスリッパを持って行くことが多いです。

補欠軍団は、いざとなれば旅先のコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで気軽に手に入るものです。荷物を少なくしたい時には、持って行かなくても困らないアイテムだと考えておきましょう。

あると便利な2軍の荷物はコレ!

女子旅や彼氏との旅行で持っていくと意識高い系だと思われる物をチェック。無くても困らないけれど、旅をより快適にするための荷物です。

● 割り箸やストロ―

コンビニで飲み物や食べ物を買って、うっかり貰い忘れた時に活躍します。私は旅先で買ったご当地グルメやスイーツを、フライングして宿で食べてみることも多いので、意外と重要視しています。

● 加湿器

コンパクトで水を注ぐだけのペーパー加湿器や、ペットボトルを設置する簡易的な加湿器もあります。ホテルや旅館は乾燥しやすいので、体調管理にオススメです。

● パジャマ・部屋着

宿にある室内着は、人間ドッグの検査着みたいだなと思うことってありますよね。お気に入りのパジャマや部屋着を持参すると、旅先でよりリラックスすることができます。

● 水筒とインスタントドリンク

旅行中の飲み物はペットボトルを買うのも便利ですが、飲みたいドリンクを持参するのもオススメ。観光中に持ち歩いたり、部屋でゆっくりする時間に好きなドリンクを飲むことでリフレッシュできます。

これら2軍の荷物の出番は少ないかもしれませんが、あると便利で旅がさらに楽しく快適なものになるはずです。

本当に必要?うっかり入れてしまう余計な荷物

最後に取り上げるのは、意識高いを通り越して「それいる?」とツッコまれそうな荷物です。ただ、奇跡的に「持って来て良かった〜」ということもあるので、あなどれないかもしれません。

● 予備の服や下着

宿泊日数以上の洋服を詰めてしまうのは、実はあるあるだと思います。私も沖縄などに行くときは、何回お色直しするの?という時期がありました。たしかに、日中は動きやすく、夜の食事には少しオシャレにと洋服を着替えたくなるのも旅の醍醐味ですが、結局着ないで持ち帰る服が大量にならないように注意しましょう。

● ソーイングセット

洋服にボタンやホツレが見つかった時に、意識高い女子がさっと取り出して、直してくれるであろう針と糸。それよりも、ホツレない洋服を着ることを心がけたいですね。

● マルチツール

サバイバルで使うようなナイフやドライバーが一体化されたツールで、これは男性の荷物に多いかと思います。これを持参するなら、運良く使うシチュエーションを期待してしまいます。もちろん、キャンプなどのアウトドアには、必須アイテムに昇格間違いなしです。

● アイマスク・ネックピロー

一見、補欠か2軍に入りそうな旅行アイテムですが、ほとんどの都道府県が2〜3時間の飛行機で移動できる国内旅行なら、ほぼ必要ないでしょう。長い飛行時間の海外旅行なら必須になりそうですね。

● 洗濯物干し

洗濯バサミがたくさん付いてるアレですが、実際に持参している人を見たことがあります。長期滞在の際、洗面台でパンツや靴下を洗って干す用途のようでしたが、持ち物が増えることを考えるとクリーニングのサービスや近くのコインランドリーなどを活用するのがオススメです。

これらの荷物は、使う気がするからとスーツケースにあれこれ詰め込んでしまいがちですが、まったく使わずに持って帰り「私は、ただの大荷物の運び屋になっていた」というのは旅行あるあるですよね。

私が持って行って余計だったのは、ゲーム機です。かなり若い頃ですが、友人と「旅行の夜にゲームしよう!」なんて盛り上がり、重い思いをしながら持って行きましたが、日中の観光疲れなどで、結局夜は早々寝てしまいました。

家ではレギュラーを争う事もあるアイテムも、旅先ではほぼ出番のない選手と言えそうです。

実はそれ、宿にあるかも!確認して荷物を減らそう

沖縄県のお気に入りのホテルにて

旅行の荷物を準備していると、気づいたらカバンがパンパンになってしまった経験がある人は多いはずです。回避する1つの手段は、宿で借りられる備品を確認することです。

最近は、ホテルや旅館のホームページや旅行予約サイトに借りられる備品が記載されています。

例えば、充電器、ドライヤー、加湿器、アイロン、毛布などは多くの宿で貸し出しがあります。

また、化粧品や入浴剤などのアメニティが付いて来るレディースプランがあったり、子供連れに優しいグッズが充実している宿なども増えてきています。借りられる物はうまく活用して、身軽に旅を楽しみましょう。

片付けまでが旅行!ストレス無くスマートに

楽しかった旅行が終わると、余韻に浸っている暇もなく現実がやって来ます。そう、すぐに仕事や学校が始まるのです。

そして、追い打ちをかけるように、とてつもなく面倒なのが旅行荷物の片づけですよね。

私の経験上、今日は疲れているからと片付けを後回しにすると、1~2週間ほどスーツケースが部屋に放置されていることが多々ありました。もはや旅行の余韻も無いのに、部屋に荷物の詰まったスーツケースがあることほど腹立たしいことはありません。

旅行の荷物は帰宅日か、遅くても次の日にはすべて片付けてしまうのがオススメです。

荷物の片付けも旅行の一部!

ここでは、楽しかった思い出と、沢山の洗濯物が詰まったスーツケースを片付けていくコツをご紹介します。 まずはスーツケースからすべての荷物を出し、しまう場所ごとに仕分けしてから片付けていきます。

例えば、化粧品やドライヤー、洗濯物は洗面所に、充電器やデジカメは書斎に、カバンや帽子はクローゼットなどとまとめてから、運ぶのは1回で済ませるのがポイントです。

目に付いた物から片付けて行くと、部屋を何度も右往左往することになるので、手間に感じてしまうのです。この「すべての荷物を出して仕分後に片付ける」というのは、整理収納の基本のようなもの。効率的に行うことができれば、超絶面倒くさい片付けも旅の楽しい気持ちのまま快適に進めることができるはずです。

まとめ

今回は私の経験も踏まえて、旅行で必要な荷物や旅行帰りの片付けについてお伝えしました。荷物は人によって、必要な物や不要な物が違ってきますが、考え方の参考にしていただけると幸いです。少しでも身軽で快適に旅するため、ぜひこの機会に荷物の見直しをしてみてください。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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