総務省統計局によると、現在の日本の高齢者は総人口の約29.1%を占め(2022年9月15日現在推計)、2040年には35.3%に増加すると予測されています。高齢者が増加する中で、孤独死も増えてきており、その対策として終活サポートを行う自治体も出てきているのですが、まだ一部の自治体にとどまっています。
終活サポートの実情と課題
■ 調査概要:「終活×デジタル化の課題」に関する調査(株式会社CONNECT調べ)
【調査期間】2023年8月16日(水)〜2023年8月17日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査対象】調査回答時に 各自治体の終活関連業務に携わる方(相続・福祉・介護・医療など) と回答したモニター
【調査人数】1,019人
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
※調査結果の出典元はこちら
終活支援サービス「コトダマ」を運営する株式会社CONNECTの調査リリースによれば、終活サポートで最も多く求められているのは「安否確認(見守り支援)」で、その割合は48.2%。しかし、約85%の自治体関連者が終活サポートに課題を感じており、主な悩みとして「職員の数」や「業務への負担」が挙げられています。
さらに、デジタル化が求められる中、75%の関連者が終活サポートのデジタル化は難しいと感じ、主な理由として「高齢者がデジタル化に対応できない」との声が多いようです。
終活の先にあるもの、自治体が挑む課題
デジタル化が進む今日、終活サポート部門でもデジタル化の波が押し寄せています。しかし、高齢者とデジタルのギャップは依然として大きく、この問題の解決が待たれています。自治体や関連機関が一丸となり、シニア世代に優しいサポートを提供することが求められています。
調査リリースの詳細はこちらからどうぞ。
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
この記事を書いた人
起業マインドあふれるガジェット好き「ミニマリストの片付け」編集部スタッフが、さまざまな記事をお届けします。
この記事を読んだ口コミ・感想「終活、いずれは我が身と分かっているものの…」
※口こみ・感想はWEBリサーチによる読者アンケートで収集した内容を掲載しています。
あくまで各個人の意見となりますのでご了承ください。
東京都
母に見せたいと感じた。
北海道
老後に関しては不安な事ばかりで色々考えさせられます。
千葉県
親に断捨離をすすめようとおもった。
秋田県
デジタルは高齢者には難しいし、自分も今後使えなくなりそうで不安。
宮城県
老後の手続き等、気になることが多く、最近よこういったサービスを調べることがある。利用する側としてはありがたいサポート内容のものが多いが、実際に頼むとなると信用できる会社なのかどうかという事が気になる。
今後、こういったサポートの需要は増えると思うので、大手の企業など信用度の高い会社でサポートしてくれる仕組みがほしいと思っている。
神奈川県
自分にも現実的になりそうな課題だなと感じました。
神奈川県
みんなの悩みです。
実際自分の実家を片付けようとしたら、物の無い時代に育った人達なので、なかなか捗らないし、捨てる時に納得していない感があり、悲しそうな顔を見てしまうと、親を傷つけてまで、片付ける必要性があるのか?自問自答してしまう。
大阪府
デジタル化がネックになっているとは、驚きましたが、納得でもあります。
福井県
費用が心配。
北海道
はっきり言って、あまり向き合いたくない問題です。いざというときにどどっと問題が山積みになるような、漠然とした不安がありましたが、その一端が見えた気がします。
デジタルサポートは、長年の馴染んだ習慣や、やり方で取り組んだほうが、当事者の焦りが無くなって心穏やかな終活ができるのにな、と思います。関係者のみならず、社会全体の問題としてテレビとかひろく世の中の人に知ってほしい問題だと思います。
神奈川県
親が古書を集めているのですが、なかなか処分してくれません。そろそろ終活してほしい。
兵庫県
実家よりも自身の荷物を減らすべきだとは思っている。
茨城県
そろそろ終活としてやるべきことを調べたいと思っていたので、このようなサポートがあるといいと思いました。調べるだけでも大変だと思います。
広島県
行政の支援も必要ですが、何より「死ぬことを考えるのは失礼、不謹慎」と周囲がタブー視したり避けたりすることが、現在の課題だと思います。安心して生きるためにも終活は大切で、本人のためになる、と周囲が認識することが必要だと感じます。
秋田県
安否確認は大切だと思う。
徳島県
デジタルに対応できないとこ、めちゃくちゃ理解できる。
鹿児島県
共感。やらなきゃいけないとわかっていながら手を付けるのを先延ばししちゃってます。
神奈川県
シニアと一言で言っても実態はさまざま。個別対応の難しさを実感しています。
宮崎県
超高齢化社会で、今の世代の終活はとてもむずかしいと思うが、困るのは子供や周りの人間なので、広く理解され、終活を進めるのが当たり前の世の中になってほしい。
愛知県
元気な人になかなか話しずらい。
愛知県
何歳から終活レポートを書けばいいかわからなかった。
東京都
他人事ではないなぁ。