こんにちは! ミニマリストの片付け・ライターの夏川さほです。
もうすぐハロウィンですね。わが家では子どもたちと一緒に飾りつけ小物を工作したり、料理を作ったりして、年に一度の季節の行事を楽しんでいます。今年は何を作ろうかな?
当サイトは「ミニマリストの片付け」なので……。
片付け → 掃除 → ほうき!!!
……そうだ、今年は魔女のほうきを作ってみよう!
というわけで今回は、いろんな種類のほうきを作ってみました。
この記事でわかること
- 「魔女のほうき」と「掃除用のほうき」の違いってなに?
- どんな材料があれば魔女のほうきが作れるの?
- 魔女のほうきの作り方・費用・制作時間が知りたい!
「魔女のほうきの特徴とは?」の考察をしたのち、使えそうな素材をいくつかピックアップ。その中から実際に3種類のほうきを作成し、その工程を写真と動画つきでわかりやすく解説しています。
いろんな素材を使った魔女のほうきの作り方がわかるので、「魔女のほうきを作ってみたい!」と思ったら、この記事を読むだけで満足することまちがいなし!?
材料はコストを抑えるために、100円均一ショップ(以下100均)で揃えられるものを使用しました。
そして工作が苦手な人でも簡単にできるような、シンプルな工程のものを紹介しています。
手先が器用ではない筆者でも、楽しく簡単に作れました! 普段はあまり工作しないという人も、気軽にお読みいただけたらうれしいです。
魔女のほうきはどう再現する?
ちなみに「魔女のほうき」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
――筆者は「魔女の宅急便・キキ」を思い浮かべました。
同じく!という人も多いのではないでしょうか。通常のほうきと魔女のほうきの違いってなんでしょう?
ここを意識していないと、“掃除用のほうき”となんら変わりないものになってしまいますよね。筆者が目を付けたのは「穂先のふくらみ」です!
魔女のほうきは穂先がふっくらしているのに対し、掃除で使われるほうきは立体感がなくぺったりとした印象です。
竹ぼうきなんかは、魔女のほうきの形に近いイメージではありますが、それを考えると魔女のほうきは柔らかさを兼ね備えているイメージもありますね。
というわけで今回は「穂先のふくらみ」と「柔らかさ」を意識して魔女のほうきを作ってみます♪
魔女のほうきはどんな材料で作れるの?
さっそく魔女のほうきを作るための材料を集めていきましょう。
とはいえどんな材料が必要なのでしょうか。
ほうきの構造としては、持ち手の「柄」の部分と、掃くときに使う「穂先」にあたる部分の2つがありますね。
これらをさまざまな材料で表現していきます。
本格的に見えるものから子どもと一緒に手作りできるような簡易的なものまで。
大きく3種類のほうきに分けて、それぞれどんな材料で作れるのかを分析していきます!
本格的なほうきを手軽に作るなら「100均リメイクほうき」
ほうきの中でもっとも印象的なのは「穂先」の部分。
ここがうまく再現できれば、本格的な魔女のほうきが完成するのではないでしょうか!?
そこで筆者が目を付けたのは、100均で購入できる「い草のほうき」です。
このほうきの穂先を利用すれば、低コストで魔女のほうきらしさが表現できそうだと考えました。
ちなみに「乾燥コキア」が用意できれば、より本格的なほうきが作れます!
ご自宅でコキアを育てている人やこれから育ててみようと考えている人は、ぜひコキアのほうきにも挑戦してみてくださいね♪
コキアのほうきの作り方も本記事内で紹介しているので、ぜひご覧ください。
そして柄の部分は、伸縮つっぱり棒が使えそうです。
最近の100均には、木目調のおしゃれなつっぱり棒も販売されているんですねぇ。
これなら、このまま使用してもデザイン性を担保できそうです。
木や竹素材の棒も探してみましたが、筆者が訪れた100均ではほうきの柄になりそうなものは見つかりませんでした。
ほかにも、虫取り網の柄の部分を使う、園芸用の支柱を使うなど……。いろいろ候補を挙げてみましたが、子ども用であることを考慮すると、以下の観点からつっぱり棒が最適だと感じました。
- 子どもが扱いやすい長さ&軽さ
- 伸縮式なら身長にあわせて調節可能
- (虫取り網の柄など)長すぎる棒は扱いにくいかも
というわけで今回は、100均の「つっぱり棒」と「い草のほうき」を使って魔女のほうきにリメイクしていこうと思います!
子どもと一緒に手作りするなら「テープのほうき」
リメイクほうきよりも簡易的な「テープのほうき」は、子どもと一緒に手作りする際にもおすすめです。
テープ=すずらんテープのこと。
穂先の部分をすずらんテープで表現していきます。すずらんテープを細かく裂けば、ハタキとしても使用可能♪ 遊んだ後はお掃除グッズとして活用できて一石二鳥です。
柄の部分はつっぱり棒のほか、丸めた新聞紙や色画用紙、木の枝などが使えそうです。
今回は、新聞紙を使って作成してみます!
ハロウィンの飾りつけ用なら「布フェルトまたは毛糸のほうき」
ハロウィンの飾りつけ用として、小ぶりな魔女のほうきを作るなら、布フェルトや毛糸の使用がおすすめです!
カラフルなフェルトや毛糸を用意して複数作るだけで、色鮮やかな飾りつけが完成します。作り方も簡単なので、小さなお子さまとの工作にもぴったりですよ♪
柄の部分は、折り紙や色画用紙などを丸めたもの、紙ストロー、割り箸(丸箸だと◎)、木の枝など、さまざまな素材が活用できそうです。
今回は、毛糸と折り紙で飾りつけ用の魔女のほうきを作ってみます。どんな材料を用意すればよいかイメージできましたか?
今回は上記に挙げた3種類のほうきを作ってみて、かかった材料費・制作時間・難易度などを調査していきます!
ぜひお子さまと相談しながら、魔女のほうき作りにチャレンジしてみてくださいね♪
さっそく魔女のほうきを作ってみよう!
まずは100均に出向いて材料を調達してきました。
「100均になかったらホームセンターにも行ってみようかな」などと考えておりましたが、まったくそんな必要はなく、すべての材料が100均で揃ってしまいました。
恐るべし、令和の100均。
というわけですべての材料が100均で揃うので、低コストでの制作が可能です♪
それでは1つずつ作り方を解説していきます。
動画や画像つきなので、作りたいものからチェックしてみてくださいね。
[手作り魔女のほうき その1]100均リメイクほうきの作り方
制作にかかった時間:30分
難易度:★★★
材料費:660円
布とモールを使用し、穂先のふくらみキープに成功!
「魔女のほうきっぽさ」を表現することができました。
ふくらみにこだわらなければ布とモールは不要なので、材料費を抑えることもできますが、ぜひ試してほしいポイントです。
自宅にある材料を使ってもOK!
ニッパーとグルーガンは今回自宅にあるものを使用しましたが、どちらも100均で手に入ります。
※グルーガンはダイソーのもので220円(税込)
【100均リメイクほうき 用意するもの】
- ナチュラルホーキ(セリア)×2
- 木目調つっぱりポール(セリア)
- 麻ひも
- シースルークロス(セリア)(※布ならなんでも。カラーボックス用のクロスなら横幅がちょうどいい大きさでした)
- モール
- ニッパー(※ミニニッパーでOK!)
- グルーガン
【100均リメイクほうき 作成手順】
① 「ナチュラルホーキ」を穂先と柄の部分にわける
② 「シースルークロス」を穂先より5cmほど短めに切る。
隠れる部分なので、ざっくりで大丈夫です。
セリアで購入したシースルークロスの横幅は約42cm。横幅は切り取りなしでOKです!
③ クロスの片側にカラーモールをくっつける
クロス端っこの折り返し部分にモールを通せそうな穴があったので、こちらを活用しました。
モールの先端は少し折り返した状態で差し込むと布に引っかかることなく、スムーズに通すことができました。
通し始めと終わり部分のモールは、それぞれ折り返して引っかけます。
穂先のふくらみを保つために用意したものになります。
④ つっぱりポールに、③をくっつける
麻ひもを使います。
モール側を穂先の下にして、麻ひもでつっぱりポールにクロスをくくりつけます。
⑤ 麻ひもを使って1の穂先を4の柄の部分につける
このままクロスを囲うようにい草を付けていってもいいのですが、ばらけてしまって少し扱いが難しかったので……
グルーガンを使用してみました!
こんなふうに、い草の上部にグルーガンをつけていくと、程よい感じにまとまってくれました。
クロスのふくらみをい草で囲うように並べたら……
麻ひもで思いっきり、ぎゅっぎゅっと結びつけます!
⑥ 形を整えて完成!
ふくらみがいい感じに表現できました♪
わりとクオリティの高い仕上がりになったのではないでしょうか!?
不揃い感がいい味出してます。
せっかくなので、5歳の娘に「魔女の宅急便・キキ」になりきってもらうべく、衣装も用意しました♪
キキの服装の特徴は、赤いリボンと紺色の無地ワンピース。
筆者は「紺色 ワンピース 子ども」とネット検索して見つけた商品を、通販で購入しました。(1,500円程度で購入できました!)
カチューシャは手持ちのものを使用したので今回は購入していませんが、「赤いリボン カチューシャ」などで検索すると、1,000円以下の商品がずらりとヒットします。
また、少しお高くはなりますが「キキ 衣装」などで検索すると、本格的なコスプレグッズもヒットしました。
キキの衣装はハロウィンのコスプレとしても人気が高いようです! キキの衣装はシンプルなので、手作りにもチャレンジできそうですね。
[手作り魔女のほうき その2]テープのほうきの作り方
制作にかかった時間:15分
難易度:★★
材料費:220円(すずらんテープ、マスキングテープともに1色の場合)
テープのほうきは軽く、小さな子どもでも取り扱いやすいのが特徴です♪
魔女のほうきはテープを細かく裂くのではなく、半分ぐらいの大きさでざっくりと裂くのがポイント!
ハロウィン仕様にするなら、黄色、オレンジ、紫といったハロウィンカラーを2色ほど組み合わせると、デザイン性が高くなりますよ。
【テープのほうき 用意するもの】
- すずらんテープ
- マスキングテープ
- 新聞紙
- セロハンテープ
※このほかにクリアファイルや大きめの本などがあると便利です(作成手順①で使用。4つ折にした新聞紙で代用可)
【テープのほうき 作成手順】
① すずらんテープをクリアファイルなどに巻きつけてテープの束を作る
ほうき1本あたり20巻ぐらいが目安です。
今回は2色のすずらんテープを合わせたので、各色10巻ずつにしています。
② ①でできたテープの束の上部を別途用意したテープで結ぶ
2色で作る場合は、2色まとめて結んでくださいね♪
③ 両端にできた輪っかを切る
輪っかを切るとテープがばらけてるので、結んだ後に切るのがおすすめです。
④ 新聞紙を細く巻いていく
巻き終わりはセロハンテープで留めます。
新聞紙がなかったので広報誌で代用しましたが、強度の面では新聞紙に劣るかもしれません……。
⑤ 細く巻いた新聞紙にマスキングテープを貼る
先ほどの新聞紙に巻きつけるように、マスキングテープを貼っていきます。
⑥ ③のテープの束に5で作った柄を差し込む
2色だと中央部がわかりやすくなり、差し込み位置に迷いません。
⑦ すずらんテープを半分に裂き、1枚ずつ広げる
すずらんテープは半分に裂いていきます。裂きすぎると、“ほうきっぽさ”が薄れるので注意!
テープがくっついた状態だとぺたっとした印象になってしまうので、1枚ずつ広げて形を整えていきます。
⑧ 完成!
ハロウィンカラーの色鮮やかなほうきが簡単にできました♪
[手作り魔女のほうき その3]毛糸のほうきの作り方
制作にかかった時間:10分
難易度:★
材料費:220円~
柄の部分は紙ストローや丸箸でも代用可能ですが、折り紙などの紙素材で作れば画びょうでカンタンに飾りつけができます!
毛糸の量はお好みで調節してくださいね♪
【毛糸のほうき 用意するもの】
- 毛糸
- 折り紙
- セロハンテープ
※テープのほうき同様クリアファイルなど、同じ長さで毛糸を巻ける台となるものがあると便利です!
【毛糸のほうき 作成手順】
① 毛糸をクリアファイルに巻きつけて毛糸の束を作る
テープのほうきのときは、クリアファイルの縦を使いましたが、毛糸のほうきは横でOKです!
毛糸の太さにもよりますが、10回ほど巻くとちょうどよいボリュームになります。
② ①の毛糸の束を半分に折る
③ 適当な長さに切った毛糸で上部をぎゅっと結び、両端にできた輪っかを切る
お好みで、上部の輪っかは切らなくてもOKです。
④ 折り紙を細く巻き、柄の部分を作る
巻き終わりはセロテープで留めます。
⑤ ④で作った柄の部分と毛糸の束をあわせる
柄の部分を通したあと、毛糸をもう一度ぎゅっと結び直すことをおすすめします。
⑥ 形を整えて完成!
いろんな色の毛糸で作って、にぎやかに飾りつけてみてくださいね♪
[手作り魔女のほうき その4]コキアのほうきの作り方
本当はこれを作ってみたかった! コキアのほうき!!
コキアのほうきが作れるのは10月下旬ごろ。紅葉後のコキアを収穫し、乾燥させたものを使ってほうきが作られるのだそうです。
こちらは実際には作っていませんが、参考情報として作り方を紹介します♪
作成手順の考え方は、今回作った「100均リメイクほうき」と同じようなイメージですので、材料さえ手に入れば簡単に作れるかと思います!
【コキアのほうき 用意するもの】
- 乾燥コキア(2~3株)
- 木の枝など(ほうきの柄の部分)
- タコ糸または麻ひも(丈夫な糸)
- ワイヤー ※必要に応じて
- 木工用ボンド ※必要に応じて
【作成手順】
① 用意した乾燥コキアをほうきの形に整える。小さな枝や種などは取り除く。
② コキアを2~3株まとめて麻ひもなどで束ねる。
③ 木の枝(柄)の先端部分に木工用ボンドを塗り、コキアの茎の部分をくっつける
④ 穂先を整えながら、タコ糸などで締め上げる
⑤ お好みで柄と穂先の結合部に布などをかぶせて装飾をして、完成! ※ 穂先の大きさはお好みで、株の量で調節してください。
自分で育てたコキアで手作りするほうき。とっても愛着が湧きそうですね。
筆者も来年はコキアを育てて、ほうき作りにチャレンジしてみたいと思います!
【番外編】魔女のほうき。子どもウケがよかったのはどれ?
今回作った3種類のほうきの中で、もっとも魔女のほうきらしい作品はどれだ!?
というわけで、わが家の4人の子どもたちに審査してもらいました。
【これぞ!魔女のほうきで賞】に選ばれたほうきは…
「100均リメイクほうき」です!!!!
[審査ポイント]
魔女のほうき度:★★★★★
本格的な作り度:★★★★
アイデア満載度:★★★★★
3種類の中で「すごくいい!」と子どもたちからも高評価だったのは「100均リメイクほうき」でした。
こちらのほうきは、布とモールで穂先のふくらみをキープできるように工夫を施したのがポイント!穂先の型崩れも防いでくれるので、お試しの際はぜひ「ふくらみ」も作ってみてください♪
【結局扱いやすさが一番で賞】に選ばれたほうきは…
「テープのほうき」です!!!!
[審査ポイント]
子どもと一緒に作れちゃう度:★★★★★
2歳児も遊べちゃう度:★★★
お掃除にも使えちゃう度:★★★
意外と好評だったのは「テープのほうき」。軽い素材のみを使用しているため2歳児にも扱いやすいようで、制作後すぐに“お気に入りのおもちゃ”となりました。
制作の工程も簡単なので、子どもと一緒に作るところから楽しむことができます♪
子どもたちが遊びつくした後は、すずらんテープの特性をいかして「ハタキ」として活躍してもらおうと目論んでいます!
テープのほうきに乗るとこんな感じです!これでも十分、雰囲気が出ていますよね!?
【何個でも作りたくなるで賞】に選ばれたほうきは…
「毛糸のほうき」です!!!!
[審査ポイント]
ハロウィンの飾りつけにぴったり度:★★★★★
高学年の娘もテンション爆上がり度:★★★★
色とりどりの毛糸を揃えたくなる度:★★★★
飾りつけ用の小ぶりなほうきは、作ってみると非常に可愛らしい仕上がりに♪ 簡単にできるので、何個でも作りたくなってしまいます。
小5の娘がドはまりして、さっそくお部屋に飾ってくれました! 「今度ピンクやオレンジの毛糸も買ってこよう」と、早くも他色を増やそうとしています。
小学生以上のお子さんがいらっしゃる場合は、こちらの方が喜ばれるかもしれません。
と、どのほうきも子どもたちに大好評でした。
どんなものにも言えますが、手作りって愛着が湧きますよね♪
余談ですが「100均リメイクほうき」で、ほうきの穂先と柄の部分を分けた際に余った棒を使って、小5の娘が「フェルトのほうき」を作ってくれました。
1~2cm程度の幅でざっくり切れ目をいれたフェルトを棒に巻きつけて、麻ひもでぎゅっと結んだだけのかなりシンプルな作り方ですが、なんかいい……。
100均で長さ45cmほどの木製の丸棒も手に入るようですので、そちらを使って飾りつけ用のフェルトのほうきを作るのもよいかもしれません。
※筆者が訪れたダイソーとセリアでは見当たりませんでした。在庫状況は各店舗に問い合わせることをおすすめします!
まとめ:魔女のほうきは簡単に作れる! 子どもと一緒に試してみて♪
今回はハロウィン特集ということで、魔女のほうきを3種類作ってみました。
どれも簡単に作れるうえ、子どもたちのテンションも上がること間違いなし!? お掃除グッズとして活用できるモノもあり、もはや作らない手はありませんね♪
今年のハロウィンは手作りの「魔女のほうき」で、お子さまの“映え写真”を撮ってみませんか?
※YouTubeでも記事で紹介した動画を公開中!
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
この記事を書いた人
フリーランスWebライター。4人の子どもを育てる30代ママ。第4子出産後、激辛に目覚める。趣味は激辛フード集め。カルディによく出現します。シンプルライフを送るミニマリストに憧れるも、なかなか実践できない超ずぼらママです。