ミニマリストや物を持たない暮らしに興味がある人にとって、とても気になるであろう意識調査が行われました。

内容は「物を持たない暮らしのメリットとデメリット」。調査結果では物を持たない生活のメリットとして、掃除や片付けが楽になることが最も多く挙げられています。一方デメリットとして、必要な時に物がないことが挙げられています。

シンプルライフの実態:500人の生の声から見えてくるもの

株式会社AlbaLinkは、物を持たない暮らしを心がけている500人を対象に「物を持たない暮らしのメリット・デメリットに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。

【調査概要】
・調査対象:物を持たない暮らしを心がけている人
・調査期間:2023年12月29日~2024年1月5日
・調査機関:自社調査
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:500人(女性306人/男性194人)
・回答者の年代:10代 0.4%/20代 16.4%/30代 37.2%/40代 26.6%/50代 15.0%/60代以上 4.4%

■ 物を持たない暮らしを始めたきっかけは「掃除・片付けが大変」

「掃除・片付けが大変」「物が多くてストレス」など、物が多い環境に不便を感じたことがきっかけになった人が多数。また引っ越しなどの大きな変化があり、物を持たない暮らしにシフトした人もいました。

■ 物を持たない暮らしのメリット1位は「掃除・片付けが楽」

「掃除・片付けが楽」をはじめ、「物を持たない生活を始めたきっかけ」に対応するメリットが多くランクイン。つまり「物を持たない生活で叶えたいこと」を達成した人が多いと推測できます。

■ 物を持たない暮らしのデメリットは「たまに必要な物がなくて困る」

来客時やイレギュラーなことが起こったときなどに、物がなさすぎて困る人が多いようです。物を減らすときには「本当に不要か」を考えておく必要があるといえるでしょう。なお「デメリットは全くない」という人は、500人中77人でした。

■ まとめ

物を持たない暮らしでは、掃除などの日常的な家事が楽になります。また「節約につながる」「ストレスが減る」といったメリットを挙げた人も多くなりました。

ただ急激に物を減らしてしまうと、「必要な物がない」「緊急時の対応が難しい」「不便になる」といった問題が起こりかねません。

同居している家族に相談しないまま進めてしまうと、喧嘩になることもあります。物を持たない暮らしにシフトするときは、自分や家庭にとって必要か不要かを慎重に見極めるようにしましょう。

※上記画像とテキストの出典元:「株式会社AlbaLink」2024年1月23日プレスリリース(原文テキストを活かしつつ要約・編集)

ちなみに「物持たない暮らし」と比較して、「物持つ暮らし」のメリットは?

「物持たない暮らし」、つまりミニマリズムやシンプルライフを好む生活スタイルと比較した場合、「物持つ暮らし」には以下のようなメリットがあります。

快適性と利便性がある

  • 個人の趣味や興味に合わせた物の所有は、日々の生活を豊かにし、趣味や興味を深めることができます。例えば、本好きな人にとっての充実した書棚や、料理好きにとっての多種多様な調理器具は、それぞれの活動をより楽しく、より充実させることができます。
  • 状況に応じて必要な物をすぐに利用できる利便性があります。突然の来客、季節の変わり目、特別なイベントなど、様々な生活のシナリオに対応できる準備が整っています。

心理的な満足感がある

  • 物に囲まれた環境は、人によっては安心感や居心地の良さを感じさせます。特に愛着を持った物や、思い出の品は、見るだけで幸福感を感じることがあります。
  • コレクションを楽しむ喜びもあります。特定のアイテムを集めることに情熱を注ぐことは、その人のアイデンティティの一部となり得ます。

経済的・社会的側面での価値

  • 物を購入することは経済活動を支え、仕事を創出します。地元の小売業者や職人から直接購入することは、地域経済に貢献することにもつながります。
  • 物を所有することで、ギフトとしての価値も生まれます。大切な人と物を共有することは、人間関係を深める重要な手段の一つです。

自己表現とアイデンティティにつながる

  • 自分の好みや価値観を反映した物の選択は、自己表現の一形態となり得ます。自分の家や着るもの、使うものが自分自身を表すことになり、それによって個人のアイデンティティを確立することができます。

「物を持たない暮らし」に興味が出てきたら

「物を持たない暮らしのメリット・デメリットに関する意識調査」のより詳しい情報は、こちらからどうぞ。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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