シンプルで実用的なアイテムが多いと人気の「無印良品」。

筆者は約6年、無印良品でスタッフとして勤務していました。元々、収納用品を少し使ったことがある程度で、筆者はマニアとは言えないレベルだったと思います。スタッフとして店頭に立つことで、それまで使ったことがなかった商品の魅力にも惹かれていきました。

シンプルで実用的な無印良品の商品は、SNSでは見ない日がないほど大人気! けれどもその陰で、SNSで話題になっているアイテム以外に、マニアのみぞ知る優れた隠れベストセラー商品もたくさんあります。

中でも初めて担当することになったステーショナリーは、万年筆や半透明の付箋など、隠れ名品の宝庫で地味に人気がある商品が多数ありました。

今回は、その中から、知る人ぞ知るロングセラーアイテム「ハンドシュレッダー」を紹介します。

シュレッダーにはどんな種類があるの?

シュレッダーは個人情報などの漏洩を防ぐために、破棄する前に書類を裁断する機械です。

会社など業務用に導入されているものは、大型の電動でホチキスで留めた書類ごと裁断できたり、クロスカットと呼ばれる細かい裁断ができるものなどが主流となっています。家庭用には小型の電動シュレッダーや、手動で使えるシュレッダーがあります。

簡易なストレート裁断のものから、細かいクロスカット裁断のものまで様々な種類があり、カットされる幅は、4mm前後のものが多いようです。

無印良品「 ハンドシュレッダー」の特徴

自宅に届くDMや宅配便伝票は、宛名部分はそのまま捨てるわけにもいきません。大きな電動シュレッダーを買うほど枚数が多くはなく、いつも手で破って捨てているという方も多いのではないでしょうか。

けれども、手作業が面倒でつい後回しにしてしまうことはありませんか?

無印良品の「ハンドシュレッダー」は、手のひらサイズで使いやすいコンパクト設計。場所を気にせずさっと裁断できるので、気になる個人情報を素早く処理できます。

では、その特徴を詳しく紹介します。

女性でも楽に使えるコンパクト設計

手回しタイプのハンドシュレッダーは、鉛筆削りのように据え置き型で場所をとることがあります。

無印良品の「ハンドシュレッダー」のサイズは182×50×30mmとコンパクト。

手のひらサイズで小さくて扱いやすいのが魅力です。またサイズだけではなく、重さも183gと軽量。iPhone 15 Proとほぼ同じ重さなので、普段使い慣れているスマホのような重さで女性でも操作がしやすくなっています。

どこでも手軽に使用できる

電動シュレッダーと違い、大きな音を立てずに裁断できるのが特徴。音が気にならないので、オフィスや家庭など、場所を選ばずに気兼ねなく使えます。

また、電源が不要なので持ち歩くこともできます。バッグなどに携帯して、使いたいときにすぐに使えて便利です。

小さくても適度な裁断能力

使用できる紙の厚さと枚数の目安は、コピー用紙(上質紙64g/平方メートル)は2枚分、郵政はがき(約0.2mm)1枚の厚さまで。郵便物や書類などの個人情報を裁断するのには十分で、そのほかにハガキや名刺、写真などの処理も可能です。

日常生活でよく使う書類はこれ一つで処理することが可能です。

無印良品「 ハンドシュレッダー」使い方

裁断前(左)と裁断後(右)

無印良品「 ハンドシュレッダー」の使い方
① 書類の文字がカットされる方向と垂直になるように、投入口に差し込みます。
② 本体右側のハンドルを、右回しにぐるぐる回すと裁断が始まります。
③ カットされた紙は途中で切り取らず、最後までハンドルを回しきります。

筆者が実際に試してみると、はがき1枚を裁断するのには8秒程度かかりました。軽い力でぐるぐるハンドルを回すだけなので、裁断はとてもラクにできます。

速さは電動タイプにはかないませんが、場所を選ばずいつでも裁断できるのは便利。宛名などの個人情報を処理するには十分な感じがします。

今回は撮影のために卓上で行いましたが、ゴミ箱の上でやると処理後のゴミ捨ても楽になるので、ゴミ箱の上で裁断するのがおすすめです。

また、刃が直接触れないデザインになっているので、うっかり指などをケガする心配がないので安心です(とはいえ、刃物なのでお子様がうっかり触れないように注意してください)。

こんなシーンでの活用できる!

  • オフィスでの個人情報含む書類の処理をしたい時
  • 外出先や旅行時などで、宅配伝票の控えなどの個人情報を廃棄したい時

自宅以外でも手軽に使えて便利なので、バッグなどに携帯しておくのもおすすめです。

無印良品「 ハンドシュレッダー」人気の理由

実用的なのはもちろんですが、デザインや手ごろな価格も人気の秘密です。

リーズナブルな価格

ハンドシュレッダーの価格は1500円から2000円前後の低価格なものや、4000円以上の高価なものまでピンキリです。

無印良品のハンドシュレッダーは990円(税込)と、1000円以下の手頃な価格で購入できるのも人気がある理由の一つです。

シンプルなデザイン

なんといっても、無印良品らしいシンプルで洗練されたデザインが人気です。机の上に出しっぱなしでも生活感が出ず、インテリアの一部になるのもおしゃれ。色が白なので主張しすぎず、デスクや壁がどんな色でも馴染みやすいです。

場所をとらないデザイン

コンパクトで自立するデザインになっているので、作業をしないときはデスクなどの片隅に立てておくことも可能です。小さいので場所をとらず、省スペースの収納で収まります。

無印良品「 ハンドシュレッダー」使用上の注意点は?

ハンドシュレッダーは電動と違い、一度で大量の用紙を裁断できません。もし用紙が多すぎて詰まってしまった場合は、以下の方法で詰まった用紙を取り除きます。

詰まった用紙の取り除き方
① 裁断された紙をカットしてからハンドルを逆の左回りに回します。
② 投入口の紙を取り除き、刃に紙がつまったり巻き付いていないかを排出口側から確認します。もし用紙が詰まっていれば、ピンセットで取り除きましょう。

まとめ

無印良品の「ハンドシュレッダー」は990円(税込)。1000円でお釣りがくるお手頃価格と、シンプルなデザインが魅力。大事な個人情報を守るために、引き出しやバッグに入れておくと便利です。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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