競合企業がある中で自社を選んでもらうためには、まずは自社を認知してもらい、提供する製品やサービスを信頼してもらう必要があります。

顧客候補の企業に認知してもらう手段の一つとしてWEBマーケティングがありますが、その中でも費用帯効果が高いと言われている施策がSEOです。

ただし、SEO記事を作成した経験がない自社だけで効果的な記事を作成するのは簡単ではありません。そこで、この記事ではSEO記事制作代行会社5社と、委託先を選ぶ際のポイントを紹介します。


BtoB向けのSEO記事制作代行会社を選ぶ際のポイント

SEO制作代行会社を選ぶ際には、いくつかの観点があります。代表的なものを紹介しますので、確認しておきましょう。

ポイント①:依頼したいジャンルに対応できるか?

BtoBといっても、さまざまな企業・職種があります。

例えば、経理や総務向けのサービスを提供する企業と製造業の技術開発向けサービスを提供する企業とでは、必要なSEO記事は異なり、その記事の作成に必要な専門知識も異なります。

専門性の高い業界の場合には、記事制作代行会社があらかじめ専門知識を持っていることは多くありません。「関連する知識を持っているか」、「学習して必要な知識を身に着けることができるか」を確認しましょう。

実際に記事制作に関わる編集者やライターが、「関連する業界への就業経験があるか」、「関連する専門知識を持っているか」を確認することで、判断できるでしょう。会社としてそのジャンルの記事制作をしたことがない場合も、編集者やライターにそのジャンルでの実績があれば問題なく対応できる場合が多いです。

ポイント②:制作代行の対応範囲は目的に合致しているか?

「SEO記事制作代行」と一言で表現しても、その範囲は多岐にわたります。

SEOマーケティングのコンサルタントまで含めて依頼したいのか、あくまで記事制作だけを依頼したいのかによって、得意とする企業は異なります。あらかじめ、依頼範囲を明確にしたうえで、その範囲まで対応できるかどうか確認することが必要です。将来的にSEOだけでなく、広告運用などを依頼したい場合はその実績を確認しても良いかもしれません。

途中で対応範囲の変更が必要になる場合も踏まえ、ある程度広く対応できる企業を選択しておくと安心でしょう。

ポイント③:過去に上位表示を実現した実績はどの程度あるか?

近年はGoogleの検索アルゴリズムが日々変化し続けています。その状況で、過去の実績だけを重視することは望ましくありません。ただし、その当時の検索アルゴリズムにおいて必要な施策を行い、上位表示を実現したという対応力は判断基準の一つになります。

検索アルゴリズムの変化に応じた記事制作ができるかどうかは、観点の一つとして持っておくといいでしょう。

ポイント④:BtoB向けの記事制作に対応しているか?(BtoC向けとの違い)

記事制作において、BtoB向けとBtoC向けでは、ターゲットとする読者が大きく異なります。BtoBの記事制作では、顧客候補の社内で意思決定者や専門知識を持つ読者がターゲットとなるため、専門用語も交えながら論理的で客観的な文章を書く必要があります。

一方で、ターゲット読者が幅広い層の一般消費者であるBtoC向けの記事制作では、平易な言葉を用いて感情に訴えるような文章が必要です。

このように、BtoBとBtoCでは、目的やターゲット読者の違いから求められる記事の性質が異なるため、BtoB向けの記事制作に強みを持っている会社の選定が必要不可欠です。

BtoBに強いSEO記事制作代行会社5選

ここからは、BtoBに強いSEO記事制作代行会社を5社紹介します。ここで、選定した企業については、「高い専門性への対応」や「記事制作ツールなどBtoBへの可視化された実績」などを、総合的に踏まえてピックアップさせていただいております。

簡単に紹介しますので、詳細は各企業が公開している公式サイトなどの情報をご確認ください。

BtoBに強い記事制作代行会社①:テクノポート株式会社

※画像の出典元:テクノポート株式会社 WEBサイト

テクノポート株式会社は、「技術マーケティングで日本の製造業に追い風を」というメッセージを掲げ、主に技術系企業向けにマーケティング支援を行っています。

提供している技術ライティングサービスでは、元エンジニアや現役エンジニアなど製造業での経験・知見を持つライターが参画しているため、専門性の高い記事制作が可能です。

BtoBに強い記事制作代行会社②:株式会社ベーシック

※画像の出典元:株式会社ベーシック WEBサイト

株式会社ベーシックは、「WEBマーケティングを大衆化する」というメッセージを掲げ、BtoB向けのWEBマーケティングに関するウェビナーを積極的に展開しています。また、「ferret One」というBtoBマーケティングの支援ツールを提供している点が特徴です。

これらの知見を活かして、「Lead Growth」という、SEOマーケティングのコンサルティングから記事制作代行まで広範囲にサポートをしてくれるサービスを提供しています。

BtoBに強い記事制作代行会社③:ナイル株式会社

※画像の出典元:ナイル株式会社 WEBサイト

「DXとマーケティングに、強い答えを。」を掲げているナイル株式会社は、2,000社以上の支援実績を持ち、その継続率は90%以上です。SEO記事制作代行に関しては、「ナイルのSEO相談室」というサービスを提供しており、コンサルティングから内製化まで、幅広く対応可能です。

BtoBに強い記事制作代行会社④:株式会社EXIDEA

※画像の出典元:株式会社EXIDEA WEBサイト

BtoBに特化したデジタルマーケティングやクリエイティブ制作を提供している株式会社EXIDEAは、「EmmaTools」というAI機能搭載のAIライティングツールを提供しています。

SEO記事の品質をスコアで可視化してくれることから、正解が分かりにくかったSEO記事制作を行う際の、一つの指標として活用できます。記事制作代行だけでなく、ライティングツールの活用も選択肢の一つとなるでしょう。

BtoBに強い記事制作代行会社⑤:株式会社トレファクテクノロジーズ

※画像の出典元:株式会社トレファクテクノロジーズ WEBサイト

株式会社トレファクテクノロジーズは、東証プライム上場企業であるトレジャーファクトリーの成長をマーケティングとエンジニアリングの両輪で支えているテックカンパニーです。トレファクグループでPDCAを回したことで得られた経験やノウハウに基づくマーケティング施策を提供しています。

オウンドメディア運営やBtoB向けコンテンツ制作で構築した編プロやライターとのコネクションを活かし、幅広い案件に対応可能です。記事1本から依頼ができるので、テストマーケティング的な目的でも気軽に記事制作を相談できます。

また、WEB広告も含め、さまざまなマーケティング施策に対応しており、広告運用やLPデザインなど記事制作以外の領域の提案も可能です。

まとめ

BtoBの記事制作は、WEBマーケティングのノウハウに加え、扱う業界のドメイン知識が必要不可欠です。今回紹介したSEO記事制作代行サービスを提供している企業は、その信念やバックグラウンドからそれぞれ異なる特徴を持っています。

自社のマーケティング対象の業界や抱えている課題を明らかにした上で、それを解決してくれる可能性の高い企業を選定するといいでしょう。


※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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