10月10日「目の愛護デー」をふまえ、株式会社ニコン・エシロールが夕方の視界について調査を実施しました。その調査では、45歳~49歳の55%が17時~18時の時間帯に「見えにくさ」を感じていると報告されています。

老眼の進行と夕方の視界の関係、ニコン・エシロール調査

プレスリリースより

日本国内では株式会社ニコン・エシロールが展開中の遠近両用レンズブランド「バリラックス」は、日没が早まるこれからの季節での夕暮れ時の見えかたに関する消費者調査を実施しました。

「夕方に薄暗くなってくると、日中と比べて見えにくさを感じることがありますか?」という質問に対し、50%が見えにくさを感じると回答しました。年齢別でみると、44歳までは見えにくさを感じるが50%以下だったのに対し、45歳~49歳では55.7%、以降年齢を重ねるごとに見えにくさを感じるが増加し、50歳~54歳が59.1%、55歳~59歳が58.2%、60歳~64歳が61.5%と、60代が最も見えにくさを感じるとの結果になりました。

また、「夕方薄暗くなると見えにくさを感じる」という設問に「はい」と答えたメガネを使っている45歳以上を対象に、どのようなメガネを使用しているか調査したところ、遠近両用メガネが34.5%、老眼鏡が33.7%という結果でした。

※株式会社ニコン・エシロール調べ 調査手法:インターネットネットリサーチ 調査地域:日本国内 調査対象:20~99歳の男女 調査期間:2024年10月 有効回答数:3940サンプル 調査実施:株式会社ニコン・エシロール

■なぜ、45歳以上で夕方の見えにくさが増加するのか

光量が減少すると、コントラストが低くなります。そのため、一般的にコントラストが低くなる夕暮れ時は目が見えにくくなる、と言われています。これは老眼の症状ではありません。

しかし加齢に伴い水晶体が黄色みを帯びてくるため、色が暗く見えるようになり、違う色のコントラストを見分けるのが難しくなります。また加齢に伴い水晶体の透明性が低くなるため、眼の後ろにある網膜に届く光が少なくなります。平均的に60歳の人が読書をする場合は、20歳の人の3倍の光が必要です。

光量に加えて、瞳孔の反応が関係しています。年齢を重ねると光の変化に対する瞳孔の反応が遅くなります。暗所では瞳孔が広がる速度も遅緩します。そのため老眼が始まると周囲が薄暗く見えてきたり、突然の光をまぶしく感じる、明所から暗所へ移動した際などにモノが見えにくく感じ始めるという可能性が考えられます。

■バリラックス

1959年、フランスのメトナーズ博士発明のもと、世界初の「境目のない」遠近両用レンズブランドとしてVarilux®︎」が誕生。誕生以降、100カ国以上、世界で4億人以上が愛用している遠近両用レンズとして世界で最も売れているブランドです。光学に加え、装用者の一人一人の眼の大きさ、姿勢、視線を動かす癖等の生理学の研究成果から、130億通りの組み合わせを可能にした“究極のパーソナライズド”レンズを提供しています。

※上記画像(アイキャッチ画像含む)とテキストの出典元:「株式会社ニコン・エシロール」2024年10月9日プレスリリース(原文テキストを活かしつつ要約・編集)

老眼とは?

老眼とは、加齢に伴って近くのものが見えにくくなる視力の変化を指します。これは、目の水晶体が年齢とともに弾力性を失い、焦点を調節する能力が低下するために起こります。

一般的に40歳前後から症状が現れ始め、多くの人が読書やスマートフォンの操作、パソコン作業など、手元の作業に困難を感じるようになります。老眼は自然な老化現象であり、適切なメガネやコンタクトレンズ、さらにはレーシックなどの手術による対応が行われています。

遠近両用レンズとは?

遠近両用レンズとは、1枚のレンズで遠くと近くの両方に焦点を合わせることができる特殊なレンズのことです。

老眼や視力の変化により、遠くと近くを見るために異なる度数が必要になる場合、通常はメガネを掛け替える必要があります。しかし、遠近両用レンズを使用すれば、その必要がなくなります。

このレンズは上部が遠くを見るための度数、下部が近くを見るための度数に設計されており、視線の移動に合わせて自然に焦点が変わります。境目がはっきり見えるタイプと、なめらかに度数が変化する累進屈折力レンズ(いわゆる「累進多焦点レンズ」)があります。

夕方の視界が気になる方は、かけ外しの不要な遠近両用メガネを選択肢の1つに

株式会社ニコン・エシロールの遠近両用レンズブランド「バリラックス」の詳細はこちらからどうぞ。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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