パナソニック株式会社が行ったアンケート調査によると、67%の人がエアコンの「霜取り運転」の存在を知らないことがわかりました。この調査は、20代から60代までの男女553人を対象に実施されたもので、多くの人が冬場にエアコンが急に止まる現象を間違って解釈していることが判明しました。
多くの方が理解していない「霜取り運転」
■以下、パナソニック「エオリア」調べより
はじめに霜取り運転の認知度を調べたところ、「聞いたことがあり、内容も知っている」は34%にとどまり、「聞いたことはあるが、内容は知らない」(38%)、「聞いたことはない」(29%)と、実に67%の方が霜取り運転を知らないことが明らかになりました。
霜取り運転の内容を改めて理解した上で、これまでに霜取り運転と知らずに、冬にエアコンが突然止まっていると誤解した経験があるかたずねたところ、「ある」(23%)と約4人に1人が霜取り運転を知らずに誤解した経験があると回答しました。
また、その際に約9割が「運転」や「入」ボタンを押して、運転再開を試みた経験があることもわかりました。
■「2023年 霜取り運転とエアコンの雪対策に関する実態調査」概要
調査地域:全国
調査期間:2023年11月28日(火)~11月29日(水)
調査方法:インターネット調査(協力:ジャスシステム)
調査対象:20~60代の男女
有効回答:553名(男性:278名、女性:275名)
※上記画像とテキストの出典元:「パナソニック株式会社」2024年1月12日プレスリリース(原文テキストを活かしつつ要約・編集)
エアコンの霜取り運転とは?
「エアコンの霜取り運転」とは、屋外の温度が低く湿度が高い時に室外機に霜が付くことを防ぐための運転です。
霜が付くとエアコンの性能が低下し、暖房が効かなくなるため、この霜を溶かす必要があります。霜取り運転中は、暖房が室外機の霜を溶かすために使われており、この間は部屋を暖めることができないため、暖房運転が一時的に停止します。霜取り運転が終わると、自動的に暖房運転が再開されます。
霜取り運転時には、直接霜を溶かすために水やお湯をかけるのは避けましょう。これらは再凍結につながる恐れがあるほか、熱交換器の劣化や電子部品の故障につながる可能性があります。
エアコンの室外機をチェック! 真冬に気をつけた方がよいことは?
● 室外機の周りの清掃と整理:
室外機の周りは常にきれいに保ち、前面には最低でも30cmの空間を確保することが重要です。これにより、エアコンの暖房効率が落ちることを防ぎます。
● 室外機の設置対策:
特に雪が多く降る地域では、室外機が雪に埋もれないように、適切な高さに設置することが大切です。置台を利用するか、防雪部材を設置することで、室外機が雪で覆われるのを防ぎます。
● 室外機の空気の通り道の確保:
室外機の前面にある吹き出し口と、側面及び背面にある吸い込み口が物で塞がれていないかを確認し、空気の通り道を確保することが必要です。
誤解して「運転」や「入」ボタンの連打には気をつけましょう
「霜取り運転とエアコンの雪対策に関する実態調査」の内容を詳しく知りたい方は、こちらから。
霜降り運転中も暖房が止まらず暖かさを保つ「エネチャージシステム」を搭載したパナソニックのエアコンについては、こちらからどうぞ。
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
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