「ミニマリストの片付けhttps://minimalist.press/」編集部にて、独自にインターネットリサーチを実施しました。

調査対象は、引越しのタイミングで不用品処分をしたことのある200人。ここに発表するのは「処分が大変だった家具家電ランキング」です!

こちらの記事ではランキングの詳細をお伝えいたします。さらに、第1位となった「ソファー」を実際に処分・買い替えするときに役立つ4つのポイントを、整理収納コンサルタントとして幅広く活躍する金内朋子さんにお聞きしましたのでご紹介いたします。

処分が大変だった家具家電ランキング(結果の詳細)

順位アイテムPOINT
1ソファー204
2冷蔵庫141
3洗濯機104
4テーブル87
5食器棚・カップボード86
6ベッド・マットレス81
7エアコン61
8イス57
9テレビ台56
10各種棚・ラック・シェルフ54
11テレビ49
12デスク・パソコンデスク47
13ダイニングセット44
14和家具37
15カラーボックス30
16電子レンジ29
17プラケース・衣装ケース28
18掃除機21
18電子ピアノ・キーボード21
20照明20
21ノートパソコン19
22ガスコンロ17
22デスクトップパソコン17
24こたつ16
25ハンガーラック14
26ヒーター・ストーブ13
27扇風機12
28アンティーク家具10
28炊飯器10
30布団乾燥機8
31除湿機7
31コンポ7
33オーブン6
34加湿器5
34空気清浄機5
34タブレット5

■ 調査方法
インターネットによるアンケート調査。日本国内在住で引越しの経験が2回以上あり、かつ引越し時に不用品処分をしたことがある200人を対象に以下の質問を聞いた。これまで引越しのタイミングで家具家電を不用品処分(業者に依頼する、自分で捨てる、知人にプレゼントするなど)したとき、

① 処分コスト(業者依頼時の処分費用、行政への申込手数料など)が発生したモノ
② 移動・運び出しの作業(マンションの粗大ごみ置き場に持っていく、業者の窓口やリサイクルショップに持っていく、知人宅に持っていくなど)が面倒・手間だったモノ
③ 事務的な手続き(業者への依頼手続き、行政への手配、知人とのやりとりなど)が面倒・手間だったモノ

は何か? それぞれで上位5つのアイテムを選択してもらった(必須選択数は1つ以上)。3つの質問の合算の数値をポイントとして集計し、上記の通り表にまとめた。

■ 調査期間
スクリーニング調査:2022年8月12日(対象2,000名) / 本調査:2022年8月15日(対象200名)

ランキング結果に対する見解①:整理収納コンサルタント 金内朋子さん

金内朋子 kaneuchi tomoko

NPOハウスキーピング協会認定、整理収納コンサルタント・整理収納アドバイザー2級認定講師。整理収納支援サービスを提供するほか、多彩な取り組みを行う。2015年にはワニブックス社より「散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方」を上梓。

(以下、金内朋子さんのコメント)

引越しのタイミングで、家具家電を買い替えたり不用品を処分することが多いかと思います。

ダントツ1位のソファーについては、一人暮しから家族暮らしまで幅広い住まいで使われているものなので、処分ニーズの絶対数がそもそも多いと考えられますよね。「自治体に処分を依頼する際、自宅からマンションの指定の場所まで自身で搬出する」「自治体以外に処分を依頼する場合、場合によっては車での自己搬出が必要」など、大型家具ゆえに“自力で運ぶこと”が大きな負担となっていることも数字から読み取れます。

2位の冷蔵庫・3位の洗濯機は、家電量販店などで買い替えを行う場合、コストや手間を感じることは少ないかもしれません。しかし、処分だけを行う場合は、家電リサイクル法にともなう出費や運搬料などで数千円のコストの負担が強いれられますし、また「回収業者を探す」という手間も発生します。

このようなランキング結果を見て、家具家電の不用品処分にはコストや手間が伴うものだなと、私自身も再認識いたしました。

ランキング結果に対する見解②:不用品買取をセットで提供する引越しサービス「トレファク引越」

(以下、「トレファク引越」マーケティング担当のコメント)

お客様を多く見ていると、冷蔵庫・洗濯機は主に家族が増えるタイミングで引越し時に不用品として出てくるケースが多いです。一方ソファーはご家族の人数が増える場合の引越しでも減る場合の引越しでも不用品として出てくるケースが多いです。

ソファーの場合、冷蔵庫や洗濯機などと比較すると各小売店の「買い替えサポート」もそれほど活発に行われていないため、ソファーの不用品処分を自身で行うユーザーは多いのかもしれませんね。

引越しはワクワクする新生活への準備をはじめ、荷作りや各種お手続きなどで慌ただしく、不用品処分の方法とタイミングについては忘れがちであったり、直前までその大変さに気づかないケースも多いので注意が必要です。

※トレファク引越のことがわかるサービス紹介動画

株式会社トレジャー・ファクトリーが運営する「トレファク引越」は、通常の引越しと不用品の買取処分を同時に利用できる便利なサービスです。家具家電の買取が得意で、今回のランキング結果に上がっている品物のほとんどに対応が可能です。

「引越し時の不用品処分が大変で困る」。そんなときはお気軽にホームページからご相談くださいませ。

金内朋子さんに聞く「ソファーを処分・買い替えするときの4つのポイント」

(以下、金内朋子さんのコメント)

ソファーが大きくリビングを占領してしまい、ソファーの横を通るときはカニさん歩きになるお宅もあります。人間は使わず洗濯物を置くためだけのソファーになっているお宅もあります。物置部屋で埃をかぶり出番を待っているソファー。ああ、もったいない。

身の丈に合わないモノを持つことよりも、使いこなせるモノを。

ソファーを処分・買い替えするときに失敗のないように、私なりの視点で選んだ4つのポイントをご説明します。

ソファーを処分・買い替えするときのポイント①「手間(時間)」

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金内
一口に処分と言っても、さまざまな時間と手間がかかります

処分までにやるべき手間はたくさんあります。

例えばゴミ置き場やクリーンセンターまでソファーを運ぶ手間、ゴミ回収の手続きをする手間、回収する業者を選ぶ手間、リサイクルショップの出張買取ならお店に連絡する手間、搬入する際のスペース作る手間(スペースを作るための片づけ)などなど。

業者にまるっと全部お願いするのか、自分で自治体に連絡して自力で運搬などをやりきるのか、それぞれの価値観によって手間の種類は変わりますが、一口に処分と言っても具体的にはさまざまな時間と手間がかかります。

処分までの流れを掴んでリストを作って処分をしていくとスムーズですよ。

ソファーを処分・買い替えするときのポイント②「コスト」

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金内
見えないコストを意識すると、ソファーの購入にお金をまわせますよ

ソファーを買い替えする際は、購入のコストだけでなく、処分費用や運搬費用などのコストも発生します。

例えば、運搬する車にかかる費用や、リース車ならリース代、またそのガゾリン代。他に送料、ソファーを処分する粗大ゴミ代、業者に依頼するコストなども発生するかもしれません。

見えないコストをきちんと意識してくださいね。

ソファーを処分・買い替えするときのポイント③「サイズ選び」

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金内
頭の中にたくさんのハテナマーク(?)を

欲しいという漠然としたイメージだけでなく、今までの自宅での暮らし方と照合して考えてみましょう。

例えばソファーベッドを購入したがベッドにすることは一度もなかった、なんてことがないように、ソファーがあることで自分(と家族が)どうしたいのか?を目的にすることがまず初めに決めておくことがいいでしょう。

ソファーで昼寝できるサイズ感、リモートワークできるようにしっかりとしたベンチのような硬めの質感、など、ざっくりとでもイメージを。

素材は?布地?革?合皮? 例えば経年劣化を楽しむのなら本革、子どもが小さいうちは合皮、温かみを求めるなら布地など。色は? 脚は有無? 肘掛け有無? オットマンは必要? 一人用? コーナーソファーのように大人数で座るもの?

他にはイメージや店舗で見ていいなと思ったものでも、実際に自宅に置いたら思ったよりもサイズが大きかった、といったことのないように。

サイズのバランスを崩していないか? 動線は問題ないか? リクライニングソファーやソファーベッドなら床面積を占領しないか?

イメージやデザインだけで購入しないことが大事です!

ソファーを処分・買い替えするときのポイント④「メンテナンス」

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金内
購入して搬入したら終わり、ではありません

ソファーを1日でも長もちさせるためにはメンテナンスが大事です。

毎日ではなくてもいいのですが月に一回ほど、布生地は掃除機をかけとタオルなどで拭き取る、革や合皮は専用クリームを塗る。ソファーカバーがあれば汚れたタイミングでカバーを洗う。余裕があれば、脚付きならソファーの下、背面が壁なら壁側のソファーの掃除、座面を外せるなら外して掃除機をかける。

素材や状態によってメンテナンス方法は違いますが、気がついた時にメンテナンスをすることでお気に入りのソファーになるはずです。購入した後、きちんとメンテナンスを続けられるかもイメージしましょう。

ソファーは我が家ではなくてはならない存在。家族が奪い合うように昼寝の順番待ちをする時もあります。

ソファーはあなたにとってどんな存在ですか?

暮らしの一部となる素敵なソファーとの出会いがありますように!

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

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