- 「高齢になって実家で一人暮らししている親の様子が気になって仕方がない」
- 「親が元気なうちに、片付けを進めたい」
久しぶりに実家に帰省した際、荷物であふれかえっている様子に驚いた方の中には、そのような思いを持つ方は少なくありません。
実家の整理をしたいと考える一方、多くの人は、片付けの手順やコツを知らないために実行に移せていないのが実情です。
そこで、本記事では、親が高齢になり、または親が他界し、実家の片付けに困っている方向けに、実家をスムーズに片付けるための手順について解説します。実家の片付けに精通する専門家への取材で得た情報を中心に、記事を執筆しましたので、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。
実家が片付かない要因とは?
実家の片付けとは、自分自身や親が長らく住んでいた、また現在も住んでいる居宅を清掃した上で、不要な物を処分し、必要な物を残す作業です。親が健康で体力があるうちにする通常の片付けのほか、親が65歳ごろから始める「生前整理」、親が亡くなってから行う「遺品整理」の3つに分類されると考えられています。
実家が片付かない要因は、次の3つです。
- 親の体力が低下しているため
- 親の判断力が鈍くなっているため
- もったいない精神が根付いているため
なぜ実家が片付かないのか、その要因の把握は、片付けの対策を立てる上で重要です。ぜひご参考にしてください。
親の体力が低下しているため
実家が片付かないのは、体力低下が大きく影響しています。
一般的に高齢者は加齢に伴う体力の低下により、長時間集中して作業できません。それは実家の片付け作業でも同様です。高齢者は、頭で「片付けたい」と思っていても、体力が続かず、作業途中で片付けをやめてしまいます。
結果として片付けが進まず、子どもたちは両親の死後、慌てて片付けに着手するケースが多々発生してしまうのです。
親の判断力が鈍くなっているため
実家の片付けが進まないのは、判断力が鈍くなっているのも大きな要因です。
高齢者は、加齢により認知能力が落ちているため、「不用品は何か」「思い出の品をどう管理すべきか」といった判断が難しくなっています。このため、物が多くても現状認識や解決方法が見いだせず、物が自宅に散乱した状態が維持されてしまうのです。
20年以上にわたって累計3万件以上に及ぶ部屋の片付けと掃除に携わってきた有限会社ワーカーズ&ブレーンズ(横浜市)代表取締役の中山ゆうみさんによれば、認知力の低下は、70代以降に顕著になるケースが多いとのこと。一方で、60代までは、自宅の片付けをするのに十分な気力・体力を保持している方も多いといいます。それを踏まえ、中山さんは、「親が元気なうちに片付けないと手遅れになります」と警鐘を鳴らしています。
もったいない精神が根付いているため
実家を片付けられない方の中には、物が少ない時代に育った経験により、もったいない精神が根付いている方も少なくありません。
実家の片付け専門店「かたすト」(愛知県あま市)によれば、もったいない精神が根付いているのは、1940年から50年代生まれの方に多いとのこと。それらの年代に生まれた方の中には物への執着が強く、普通の家庭であれば、ごみとみなされるブランド品の紙袋や通販の段ボールをため込む方もいるといいます。
早めに実家の片付けをするべき理由
早めに実家の片付けをするべき理由は、次の2つです。
- 放置を続ければ物があふれてしまうため
- 親が亡くなった後の負担が大きいため
これらの理由は、親の介護問題に直面した子どもたちが、両親に片付けの説得を図る上で大きな説得材料になると考えられます。ぜひ参考にしてください。
放置を続ければ物があふれてしまうため
早めに実家の片付けをするべきなのは、放置を続ければ、物があふれてしまうためです。
室内での動作空間を確保するためには通常、物の総量を適切に保ち、空間を確保する必要があります。例えば、壁と家具との間で作られる通路幅は、正面を向いて通る場合、最低でも60センチは必要だという説もあるようです。大人が横歩きをして通る場合も、通路幅は、最低でも30センチは求められるでしょう。
しかし、物があふれて通路幅の確保が難しくなる結果、通常の生活を送るだけなのにかかわらず、親がケガなどのリスクの高い状況を強いられることになってしまいます。この意味でも、実家の片付けは早急に進めるべきなのです。
親が亡くなった後の子どもの負担が大きいため
早めの実家を片付けるべきなのは、親が亡くなった後の子どもの負担が大きくなるためです。実家の片付けにかかる子どもの経済的・精神的負担は、実家が遠方にある方だと、より大きくなってしまいます。
中山さんは、実家の片付けについて、「親の生活のためだけでなく、子どもの負担を減らすという意味合いもがあります」と指摘。「実家の片付けを通して、子どもたちが、親の預金通帳や印鑑類、各種契約書類を把握していれば、何かあった時に手続きを代行できます。その意味で、実家の片付けは、親が残りの人生を安心して過ごせるメリットがあります」と説明します。
実家を片付けるメリット
実家を片付けるメリットは、次の4つです。
- 家の安全性が高まる
- 物の位置が把握しやすい
- 介護時の負担が減る
- 親の財産管理がしやすくなる
これらのメリットの把握は、片付けの要点を押さえる上でも重要です。ぜひ片付けの計画を立てる前に、把握しておいてください。
家の安全性が高まる
実家の片付けにより、生活スペースが広くなり、家の安全性が高まります。
家の安全性が高まることで、防げるトラブルは、転倒事故です。高齢者の転倒事故の多くは、居間・寝室、玄関、階段・廊下、浴室など、住み慣れた自宅で発生します。こうした実態を踏まえると、実家の片付けを進め、家の安全性を高めておくことは、有用な対策といえるでしょう。
また、かたすトは、実家の片付けについて、「地震発生時に物に押し潰されたり、火災発生時に類焼が広がったりするリスクを小さくする上でも大切です」と説明しています。
物の位置が把握しやすい
実家を片付けると、公的な書類や災害対策グッズなど、物の位置が把握しやすくなります。物の位置が把握しやすくなることで、事故や病気、災害など、緊急時の対策が容易になるでしょう。
例えば、親が急病で倒れ、緊急で入院せざるを得なくなった時、自宅が整理整頓されていれば、子どもはすぐに両親に物を届けたり、必要書類を集めたりすることが可能です。逆に、どこに物の位置が把握しきれていないままだと、子どもたちは、探し物に際して膨大な時間を浪費してしまうでしょう。
在宅介護時の負担が減る
実家を片付けると、子どもやヘルパーが親を在宅介護する際の負担が減ります。物が整理されている空間は動線が確保されているため、スムーズな介護ができるためです。かたすトによれば、逆にごみ屋敷のように物が散乱している居宅は、作業スペースが狭く、在宅介護サービスの提供が遅れてしまうといいます。
また、実家の片付けは、バリアフリーを目的としたリフォーム工事や介護用品の設置も早急に行う上でも有用です。
実際、中山さんによれば、実家の片付けにより、スペースが確保されていれば、介護用ベッドの設置が容易になるといいます。また、中山さんは、親が老人ホーム・介護施設に入居する際も、「施設に持っていける生活用品や衣類の選定もスムーズにいきます」と説明しています。
親の財産管理がしやすくなる
実家を片付けると、預金通帳や保険証書といった重要書類の保管場所を把握できるため、親の財産管理がしやすくなります。子どもが親の財産を管理下に置く結果、相続トラブルのリスクを低減できるでしょう。
財産情報の把握を含めた実家の片付けは、親が認知症になる前に実施するのが重要です。親が認知症になると、自宅にある財産の価値や取り扱いについて、親に判断してもらうのが難しくなります。
このため、親の判断力が正常のうちに、実家の財産を明確にした上で家族間で情報共有しておきましょう。特に情報共有が必要な財産は、物品や家財、アンティークなど、金銭的な価値がわかりにくい財産です。これらの財産は、財産価値の査定が難しく、トラブルの原因になりかねません。死後どう取り扱うべきかについては、生前に本人の口から、聞いておきましょう。
実家の片付けをする前に意識したいこと
実家の片付けをする前に意識したいことは、次の3つです。
- 親の意思を尊重する
- 物を捨てる判断は親自身に決めてもらう
- リバウンドを防ぐため片付けすぎない
このうち、片付けに際して親の意思を尊重することは、簡単に実践できそうでも、実際は折り合いがつきにくい問題の1つです。片付けの前に対話を重ね、詳細を詰めておくと良いでしょう。
親の意思を尊重する
実家の片付けをする際は、親の意思を尊重しましょう。第三者から見たら、ごみで必要のない物のように感じる物でも、両親から見ると、大切な物であり、大事に保管している可能性があるためです。
もちろん、包装紙や段ボールなど、明らかにごみだったというケースも少なくありません。しかし、書籍や家財、生活用品などは、必要かどうかは確認しなければわからないため、ごみのように見えても、確認を取らずに安易に捨てるのはやめましょう。
実家にある物は、全て親の人生に関わってきたもの。親の気持ちを考え、片付けを進めてください。
物を捨てる判断は親自身に決めてもらう
実家の物を捨てる判断は、親自身に決めてもらいましょう。親にとって実家にある物は、全て必要な物であり、将来使う可能性がある物だからです。
物を捨てるか捨てないかの判断は、3秒以内にしてもらうのがおすすめです。3秒以内に「捨てる」と判断できなかった場合は、一時保管するように促します。一時保管は、捨てるわけではないため、安心して片付けが進めやすくなります。
リバウンドを防ぐため片付けすぎない
実家を片付ける際は、リバウンドを防ぐために片づけすぎないことも重要です。
もったいない精神が強い親の場合は、家にある物を大量処分してしまうと、物がない空間に寂しさを感じて親が再び物をため込んでしまう可能性があります。
多少スッキリしなくても、十分な生活スペースや行動動線が確保できていれば問題ありません。自分の感覚を押し付けず、片付けすぎにも注意しましょう。
実家をスムーズに片付けるための手順
実家をスムーズに片付けるための手順は、次の3つです。
- 実家に行く前に計画を立てる
- 自分の私物やかつての「子ども部屋」から手をつける
- 生活スペースを片付ける
家庭によって片付けの方針は異なりますが、上記の手順を踏むことで、片付けがスムーズにいきます。ぜひ実践してみてください。
実家に行く前に計画を立てる
実家に行く前に粗大ごみの処分場や受付時間、一般ごみ分別方法などをインターネットで調べるなどし、計画を立てましょう。
また、ごみ袋やハサミ、軍手など、必要となる掃除道具も事前に準備しておくと、片付けがスムーズです。
自分の私物やかつての「子ども部屋」から手をつける
実家を片付ける際は、自分の私物やかつての「子ども部屋」から手をつけましょう。これらの片付け対象は、物を捨てても親と喧嘩になりにくいためです。衣替えの度に持ち込んだ服や、読まない書籍、幼い頃の本棚や学習机などの不要な家具類を、先に処分しておきましょう。
自分の私物や子ども時代に使っていた物を片付ける際に、親の不用品も「ついでに処分しようか」と提案してみてください。自分の私物を処分する流れで提案することで、親の「片付けたくない」という心の壁を乗り越えやすくなります。
生活スペースを片付ける
自分の私物を片付けた後は、廊下や玄関回りなどの生活スペースを片付けましょう。生活スペースには、片付けるべき不用品が集積している可能性が高いためです。
実際、中山さんは、「玄関や廊下、台所、リビング、お風呂場といった自宅の共有部を見ると、自宅にどのくらい物があるかがわかる」と説明しています。
これらを踏まえると、生活スペースはある意味、実家の片付けの中心です。逆に言えば、生活スペースの片付けを終えれば、実家の片付けの大部分はクリアしたと言えるでしょう。
実家の片付けをスムーズにするコツ
実家の片付けをスムーズにするコツは、次の5つです。
- 事前に兄弟に対して片付けの実施を伝えておく
- 一部屋ずつ片付ける
- 思い入れがない物から捨てる
- 思い出の品は最後に判断する
実家の片付けで重要なのは、親のみならず、兄弟がいれば、兄弟と合意形成を図ることです。合意が取れれば、片付けはスムーズにいきます。ぜひ意識してみてください。
事前に兄弟姉妹に対して片付けの実施を伝えておく
実家を片付ける際は、事前に兄弟姉妹に対して片付けの実施を伝えましょう。実家を片付けてる最中に財産が見つかる可能性があり、兄弟姉妹が知らない間に財産を形見分けすると、後に相続トラブルに発展しかねないためです。
また、可能であれば、兄弟姉妹に片付けを手伝ってもらいましょう。兄弟姉妹と一緒に実家を片付けることは、相続トラブルを回避するだけでなく、片付けを円滑に進める上でも重要なためです。
1部屋ずつ片付ける
実家を片付ける際は、1部屋ずつ片付けていきましょう。部屋を指定せず、自由気ままに片付けると、どの部屋がどれだけ片付いたかがわからなくなってしまうためです。
なお、1部屋ずつ片付ける際は、共有部の中でも、玄関や洗面所など、比較的物が少ない場所から進めていくのがおすすめです。
思い入れがないものから捨てる
実家を片付ける際は、思い入れがない物から捨てていきましょう。思い入れがない物から捨てるようにすると、片付ける習慣がない親でも捨てる癖がついて、片付けがスムーズに進みやすくなるためです。
思い入れがない物とは、キッチンの場合、明らかにサビがあって使えないキッチン用品や、賞味期限切れの調味料などです。
一方、埃を被っていても昔価値があったとみられる骨董品や、新聞のスクラップノートなど、捨てる判断が難しい物は容赦無く捨てるのではなく、保留にしましょう。
思い出の品の片付けは最後に判断する
賞状やアルバム、手紙など、思い出の品の片付けは最後に判断しましょう。
片付けの途中に、アルバムを開いてしまうと、思い出話が始まってしまい、片付けが止まってしまいかねません。片付けを円滑にするためにも、思い出の品の捨てる・捨てないの判断は、最後に回しましょう。
ただし、思い出の品を捨てる段階でも、要らない物をしっかり捨てる決断が重要です。
実際、中山さんは、思い出の品であっても、「親の要望を全部受け入れるわけにはいきません」と強調。「親の希望を全部聞いていたら、捨てられる物も捨てられなくなってしまいます。目に見えてわかる思い出の品の判断基準を設け、全部取っておくのはやめるという決断が必要です」と説明しています。
実家の片付けが大変な時は業者に頼むのも1つの手
買取専門店ウリエルを運営する株式会社クオーレ(愛知県大府市)が行った調査(有効回答数300人)で、「自分は片付けられない」と回答した人の割合が52%に上るなど、多くの人は片付けが苦手です。
このため、実家の片付けでも手に負えない時は、業者に頼むのも選択肢に加えましょう。
業者に依頼する際に押さえておくべきなのは、次の4つです。
- 業者に頼むのが望ましいケース
- 良い業者の見極め方
- 業者に実家の片付けを頼む際の費用相場
- 片付けの依頼費用を安く抑えるコツ
実際に業者に聞き取った内容をもとに執筆しています。ぜひ参考にしてください。
業者に頼むのが望ましいケース
業者に依頼するのが望ましいケースは、ごみ屋敷レベルまで物が散乱している場合や、親が高齢で独力での片付けが難しい場合です。このようなケースでは、子どもが介入しても、途中で挫折する可能性が高く、業者に依頼する方が労力的・時間的なメリットが大きいでしょう。
実際、ごみ屋敷で汚れている実家の片付けは、自力でやる場合が数日から数週間単位で作業日数を要する一方、業者に頼む場合は最短1日で作業を完了してもらえます。
なお、ごみ屋敷レベルとまではいかなくとも、生活スペースが異臭を放っていたり、粗大ごみが多かったりする場合も、業者に依頼して問題解決を図るのが賢明です。
業者の見極め方
ここでは、業者を見極めるおすすめの指針を1つだけ示そうと思います。
それは、業者が作業の受託に当たって契約書を発行しているかどうかです。契約書を発行していない業者でも信頼できる業者はたくさん存在すると思われますが、素人目に業者の判別は容易ではありません。
しかし、契約書を発行している業者は、それだけでその仕事をプロフェッショナルに取り組んでいると言え、信用してもよい可能性が高いでしょう。
実際、かたすトによれば、良い業者は、作業請負契約書を作成し、業務遂行に当たっての要件を明確に定義しているとのこと。例えば、作業中に見つかった紙幣や貴金属の取り扱い1つをとっても、良い業者は、依頼主に返却する旨を契約書の中で記載しているといいます。
また、かたすトによれば、梱包費や人件費、運搬費など、見積書に作業にかかる費目が具体的に記載されていることも重要とのことです。費目の記載が詳細でないと、作業当日になって、追加で清掃代や処分代など、追加料金を請求されるケースがあるといいます。
業者に実家の片付けを頼む際の費用相場
業者に実家の片付けを依頼する際の費用相場は、部屋の広さや荷物の総量によって異なります。ただし、実家の場合は、平均延床面積が113.2平方メートルに上る戸建て住宅も少なくないため、20万円〜60万円を想定しておくとよいでしょう。20万円〜60万円の金額は、作業費のほか、人件費や車両費、回収運搬費、廃棄物処分費を含めた概算費用です。
なお、かたすトによれば、同じ住宅でも、業者によって片付けの料金が異なるとのこと。例えば、荷物の総量を体積で計算して見積もりを出す業者に依頼する場合は、業務委託費が安くなるといいます。一方で、自宅の延床面積から見積もりを出す業者に依頼する場合は、業務委託費が高くなるケースがあるとのことです。
このように、業者によって業務委託費が異なるため、かたすトは、「最低でも2社から相見積もりをとってもらいたいです」と説明しています。
片付けの依頼費用を安く抑えるコツ
片付けの依頼費用を安く抑えるコツは、可能な限り、依頼前に自分たちで片付けや不用品の廃棄を進めておくことです。
実際、不用品回収サービスのフランチャイズに加盟するワルツ商事有限会社(島根県出雲市)の竹下智大専務取締役によれば、片づけの依頼費用を抑える上では、依頼主が業者への依頼前に不用品を袋に詰めたり、木製の粗大ごみを解体したりするといった形で作業を進めておくことが重要とのこと。これにより、トラックで運搬する荷量や現場での作業員が少なくなり、依頼費用が安くなるといいます。
親が元気なうちに実家の片付けを
実家の片付けは、実施前に親の意思を尊重したり、物を捨てる判断は親自身に決めてもらったりする片付けの原則を押さえておくことが重要です。
その上で、実際の片付けでは、実家にある自分の私物を処分した後、綿密な片付け計画をもとに、片付けるべき不用品が集積している生活スペースを片付けていきましょう。
また、実家の片付けをスムーズにするには、事前に兄弟に片付けの実施を伝えておいたり、思い出の品の片付けを最後に判断したりする工夫を凝らすのが大切です。
このように実家の片付けは押さえるべきポイントが多くありますが、今回紹介した内容を参考に片付けに取り組んで見てください。実家の片付けは子どもの負担を減らすだけでなく、親が安全かつ健康的に暮らすためにも重要です。親が元気なうちに早めに取り掛かりましょう。
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
この記事を書いた人
新卒で新聞社に入社し、経済や行政分野の記者を経験。出版関連会社を経て、現在はフリーランスのライターとして活動。「正確なコンテンツを速く制作し、お客様に幸せを提供する」をモットーに、記事を執筆しています。
この記事を読んだ口コミ・感想!「実家の片付けについてどう思いましたか」
※口こみ・感想はWEBリサーチによる読者アンケートで収集した内容を掲載しています。
あくまで各個人の意見となりますのでご了承ください。
愛媛県
私は、必要じゃない物を捨てて必要な物を整理して片付けをしました。
大阪府
親と同居する際に、かなり物を処分した。母親は溜め込む性格なので、ものすごく抵抗して不機嫌になったが、私の息子、つまり孫の言うことは聞くので、息子にバンバン捨てさせた。
秋田県
個人的には捨てる物、寄付する物、売れる物、使用する物の4つに分けて部屋の整理、片付けをしたいと思っていたところです。 財産管理がしやすい、安全に暮らせるというのは重要だと思いました。
愛知県
片付けを兄弟に連絡するのは参考になった。
神奈川県
なるほどな、そうですよね。と思うことがほとんどです。やらなきゃいけないですね片付け。なかなか手を付けられません。困ったものです。
山形県
部屋が片付かない原因のお話が刺激的でした。両親も若く私自身は一人暮らしなので、実家が片付かない理由は「人が多くて活動量が多いから」などの理由を考えていました。将来、体力や判断力の衰えという原因で部屋が散らかったままになる可能性があるということを事前に知れたことは有益でした。
宮城県
ひとり暮らしの親がいる。片付けを始める理由や進め方が参考になった。親も安心して暮らせるし、実家全体を把握できる。
宮崎県
私は両親とも亡くなっていますが、亡き母は整理整頓が上手な方でしたが、それでもやはり数十年分となると物はあふれ、片付けは大変でした。食器類は重く捨てるのも難しいためいまだ放置しております。私たちが子どもの頃は 6人家族で食器も沢山使っていたのでしょうが、家族が減れば必要最低限に処分をしていった方がいいでしょうね。たまに家族が集まるときは紙皿で十分ですもんね。
大阪府
実家ではないんですが最近叔母の家の遺品整理をしました。子供がいない為集まれる親戚で整理しました。そこで感じたのは何故こんな所にと言う場所から金銭が出てきました。ふりかけを入れている袋など理解できない場所です。それ以降全ての袋、スーパーの袋の中まで全て調べてから処分しました。結果20万円近い額を見つけました。
大阪府
片づけたい気持ちや意思があっても、体力や片づけるための合理的な計画などを考えることが面倒になってくるんだなと思いました。若い頃から片づけていく人生にすることがベストですね。
福岡県
実家内の物が増え続けていることが不安です。
東京都
親が老齢の場合の片づけは、できればプロに頼みたい。 いろいろ確認に時間がかかったり、親子だとけんかも起きやすいと思うが、プロのような第三者のアドバイスがあると、客観的に冷静に判断ができるのではないかと思う。
北海道
私の母は季節の変わり目になると、急に死んでも困らないようにと片付けを始める。その割には物がそんなに減った感じがしない。
でも父方の祖父母に比べればまだマシだと思う。生前は揃って入院し空き家になったから庭の草取りと冬場の除雪、亡くなってからは片付けを手伝うことになった。片付けていたら年代物のガラクタが沢山出てきた。物を大事にするのは良いけど、持ちすぎると残された者達が処分するのに大変だ。
神奈川県
記載内容同様の悩みを抱えている。老齢で同居の母親に「片付けるのは私なんだから物を捨てていって」とちょっときついけど現実問題なので正直に言って少しずつ物を減らしていってくれてるが、当の私も捨てられない症候群が少しあって改善しなければと思っている。最終的には業者に頼るしかないかな~と思っている。
東京都
読んでいるうちに片付ける側ではなく、片付けされる側になってきたと気づいてしまいました。
いろいろ言われるよりも自分のペースで片付けさせてほしいな。頭で分かっていても身体がついてこないというのも、少しずつ理解できるようになってきました。若い人の価値観とペースを押し付けないことが大事ですね。
鹿児島県
毎週1時間ずつ時間を決めて、娘と一緒に断捨離を始めました。いつもは子供との接触がすくないとぼやいている母親。捨てることにストレスを感じながらも、子供との時間をもてる事が嬉しそう。
広島県
もったいない精神が強いので物が溜まっています。 悪い事ばかりではないので、どう折り合いをつけるかが課題です 。
京都府
かつての自分の部屋、子ども部屋から始めるというのが参考になりました。
愛知県
母親は今、片付けの真っ最中で要らないものを処分していてスッキリしてきてはいるもののまだまだもったいない精神が根付いている様子です。一番困ったのは嫁いだ私の荷物が多く残っているので改めて片付けようと思いました。
東京都
歳をとって頑固になり、片付けようとしても勝手に片付けるなと逆ギレされ、喧嘩になるので、上手い方法はないかなと思う。
兵庫県
リバウンド防止で片づけすぎないというのが、参考になった。
神奈川県
一部屋づつかたずけたいけど、捨てる捨てない判断ができないとかたずけも進まない矛盾 。
大阪府
うちの親も勿体無い精神が強く、なかなかものが捨てられない。 捨てるよう促しても、頑固でなかなか聞き入れてくれないので、どう説得したら良いか困っている。
茨城県
親が亡くなってから実家の片づけをするつもりだったが、記事を読んで早めに片づけた方がいろんな面でラクになれると知った。
東京都
空き家となっている実家の片付けをしなければならないのだが、何から手を付けたら良いのか途方に暮れている状態です。
埼玉県
実家の片づけ、やりたいところですが。親が頑固者でやらせようとしない。また散らかりようが酷くどこから手をつけてよいのかわからない。経済的に余裕あればある程度まで業者に依頼してみたいですが、、、
愛媛県
夫の実家の片づけを義母としたことがあります。田舎の大きな家で、家の中の収納スペースや、倉庫など、スペースがある分、物がぎっしりと詰まっていました。
義母は、壊れたものでも、思い出があると、捨てる踏ん切りがつかないので、毎回、義母に確認せず、完全に不要なものを、倉庫に集め、2トントラックで業者に引き取ってもらいました。
宮崎県
実家の母が施設に入ったので実家の片付けをしています 母がいるときから、説得して片付けをしようと思いましたが、中々うまくいかず結局いなくなってから片付けをしている最中です。
亡くなった父や兄のものまで取っているので膨大な量になってます。 母の気持ちに寄り添って物を中々捨てられなかったけれど、今は少しずつでも処分しておけばよかったなと思っています 。
秋田県
自分にとって不必要なモノと思えるものでも、相手にとっては大切な、思い出のあるモノであることも多いため、時間はかかっても、1つ1つ確認しながら、家族と相談しつつ進めていくのが大切なのだと思いました。
北海道
これからまさに実家じまいをするところなので、どう手を付けていくべきか考えていました。 大量に荷物があり思い入れのないものや部屋ごとにというアドバイスが参考になりました。
愛知県
父が亡くなってから、母が自分が亡くなった後のことを考えて片付けを始めました。 今は母が一人暮らしのため、姉や私の私物は実家に帰った時に少しずつ片付けるようにしていますが、以外と量が多いので苦戦しています。 母は趣味で集めたアンティークの食器も手放してしまい、後のことを考えて処分しているのですが、好きなものに囲まれて最後まで過ごしてもいいのではないかと少し寂しい気がしています。
長野県
自分一人で住んでいる家の片付けと実家の片付けでは大変さが違うんだなーということを改めて気づくことができた。
東京都
出来るだけお金をかけたくなかったのと、どこに取っておきたいものがあるのかがわからなかったので、業者は頼まず全て自分で1つ1つチェックしながら片付けを行いました。
京都府
両親と同居しているが、今ちょうどのん気な両親が家をなかなか片づけないことに憂慮してるところなので、参考になりそうだと思った。
片付けてもらうのに家に人を入れるのをすごく嫌う母で、破れた障子紙を新しく張り替えたいと言っているが、父に手伝ってほしいのにやろうとしなくて、ずっとそのままになっているので、永遠に片付けられない気がしているが、来年75歳になるので、片づけられるところから片付けていきたいと思っているところです。
兵庫県
実家よりも自分の荷物の方が多いので、若いうちに断捨離をすべきだと思った。
沖縄県
事前に兄弟に対して片付けの実施を伝えておく 一部屋ずつ片付ける 思い入れがない物から捨てる 思い出の品は最後に判断する 参考になります。